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【Mindfulness Eating】

2019/06/01

皆様は普段、どの様に食事をとっていますか?

 

大勢でテーブルを囲み楽しく、大切な人とロマンチックに、テレビやスマホを見ながら、様々な形で食事をしていると思います。この誰もが日常的に行う食事、当たり前に行っているからこそ、「食事」自体に意識を向けることはあまりないのではないでしょうか。

 

実は、この「食事」にしっかりと意識を向けることで、Mindfulnessを行うことができるのです。日常の食事をMindfulness Eatingに切り替え、また新たな気づきを見つけていきましょう。

 

 

 

 

 

Mindfulness Eatingとは

 

 

Mindfulness Eatingとは、「食べる瞑想」とも言われ、文字通り“食べることだけ”に集中します。集中して食事をとることでその食事に対する満足感が高まり、余計なカロリーの摂取を抑え、ダイエット効果を得られる場合もあります。誰でも食事はとりますから、特別な準備は必要なく、始め易く馴染みやすいMindfulness方法です。

 

 

 

 

Mindfulness Eatingの方法

 

 

Mindfulness Eatingは普段の食事からも行うことができますが、まず初めに、

自身に馴染ませるための練習として代表的な、レーズンエクササイズをご紹介します。

 

レーズンエクササイズ

 

 

まず、レーズンを2粒用意します。チョコレートなど、レーズンに類するお菓子や食物でも構いません。

 

 

 

 一粒めを手に取り、ゆっくりと時間をかけて、五感を使って観察します。

 

 

 

 

自分の目でできるだけ詳しく観察し、新鮮な気持ちで、表面のしわや色、光の反射具合など、

初めて見る「物体」のようにじっくりと観察します。 

人差し指と親指でつまみ、指で触れた感覚を味わいます。

次に、耳の近くにもっていって音を聴きます。耳の近くに持ってきて指で転がすと、かすかに音がするかもしれません。

音が聞こえない時は、音が聞こえないことを認識します。

 

 

 

 

 

次に匂いをかいで、匂いを観察します。

 

 

 

 

そして唇に乗せて、唇の感覚で観察します。

いよいよ、口の中に入れ、舌の上にのせて、その味を味わいます。

直ぐには飲み込まず、歯の間に乗せて、噛まずに歯の感触で観察します。

噛んで、その感触、物体の味を観察します。

そして飲み込み、胃の方に物体が流れていく感覚を観察します。

この過程で、様々な考えや感情が心の中に起こってきたら、その考えや感情も観察します。

たとえば、「もっとたくさん口の中に入れたい」、とか、「もっと早く噛みたい」など。

そして、また、五感を通じた感覚の観察に戻ります。

 

 

 

 

一粒目を食べ終わったら、その時の身体の状態と心の状態を観察します。

残ったもう一粒も同じ要領で五感を通じて観察します。

 

 

 

特別珍しくない、何の変哲もないレーズンでも、Mindfulness Eatingをすると今までレーズンに対して味わったことのない感覚が生まれてきませんか?

その感覚が生まれることによって、一つの食材に対する満足度が上がり、少ない量でもいつも以上に満足することができます。

 

 

 

そして、これを日常の食事に取り入れることによって食事での摂取カロリーが減り、ダイエットにも繋がってくるのです。

食事全てに取り入れてしまうととても時間がかかり、かえってストレスの要因になってしまう可能性もあるので、「最初の一口」など、目安を決めておくと良いでしょう。

 

 

 

 

 

Mindfulness Eatingは日常に取り入れやすい上に、味覚だけでなく、五感すべてを研ぎ澄ますことができます。そのため、Mindfulnessの入門編としては非常におすすめです。

Mindfulness Eatingを行い、食事での楽しみを増やしながらダイエット効果も高め、更にMindfulnessの幅を広げて、日常をよりアクティブに過ごしていきましょう。

 

 

 

TRIAL LESSON