私たちの心や身体、脳にも良い影響を与える「マインドフルネス」。
習慣化する事でより様々な効果が期待出来ます。
その中でも、一つの効果としてマインドフルネスを習慣化すると、免疫力を高める事が出来るのです。
今日は「なぜマインドフルネスを行うと免疫力が高まるのか」について、ご紹介致します。
【免疫力について】
私たちの身体にある「免疫」の機能。 病原菌などから身体を守り、健康を維持するための防護システムです。
免疫力は20歳を超えると低下すると言われています。
健康な方の免疫力が低下する理由として
・食生活の偏り
・生活時間の乱れ
・疲労
・運動不足
・喫煙
・過度の飲酒
・ストレス
など様々な原因があります。
では、免疫力が低下すると具体的にどの様な事が起こるのでしょうか。
【免疫力が低下すると】
免疫力が低下すると、
・ウィルスや感染症などにかかりやすくなる
・肌が荒れる
・アレルギー症状が生じやすくなる
・下痢をしやすくなる
・疲れやすくなる
など様々な症状が出ます。
免疫機能が、いかに健康にとって重要かが分かりますよね。
【免疫力と自律神経の関係】
免疫力が低下する原因の一つとして、「ストレス」がありました。
「ストレス社会」と言われている現代の世の中で、私達は知らず知らずのうちにストレスを重ねているのかもしれません。
ストレスと自律神経には深い関係があります。自律神経が整えば、ストレス軽減に繋がります。
人は常に、緊張モードかリラックスモードかどちらかの態勢にあります。緊張モードでは交感神経系が優位になっています。
この状態は頭が冴え体もよく動き、リラックスモードの際は副交感神経が優位になって、心身ともにくつろいだ状態にあります。
「自律神経」とは、この交感神経と副交感神経の総称で、24時間、この二つのモードが入れ替わりつつ私たちの体を調整しています。
ところが強いストレスを受けたり、不規則な生活が続くと自律神経のリズムが崩れ、不眠や血圧の上昇、片頭痛、神経性胃炎、免疫力の低下などを引き起こします。
では、どうやって自律神経を整えれば、免疫力の向上に繋がるのでしょうか。
【Mindfulness で免疫力アップ】
Mindfulnessは、日常生活のどんなシーンでも活かせますが、免疫力向上を目指すには「腹式呼吸」が、かなり効果的と言われています。
「生きる」=「息をする」というくらい呼吸は大事です。
ストレスを受けると呼吸が浅くなり、体が不調になるといわれています。
呼吸には、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2種類があります。
具体的に呼吸を比較してみましょう。
・胸式呼吸
朝のラジオ体操で最初に「さあ、大きく息を吸い込んで深呼吸しましょう」というのは胸式呼吸です。
大きく胸部をひろげるようにして息を吸い込みます。十分吸い込んだら、自然に息を吐き、胸をしぼませます。息を吸うときに交感神経が覚醒されるといわれています。
・腹式呼吸
息を吐いてから吸うのが基本。老廃物やストレスを流すように少しずつ息を吐きます。すると横隔膜が上がり、肺が上に縮むので内臓が上に動きます。
そのあと鼻から吸うと横隔膜が下がり、肺が大きく伸びてその下にある内臓が押しつぶされて、血液の循環がよくなります。
浅い呼吸は胸で呼吸するので、肋間筋や肩、首を多く使うために、肩こりになったり、疲れやすくなるのです。
一方、横隔膜を動かす深い呼吸である腹式呼吸は、副交感神経の働きを高めて、リラックスできるのです。
自分の「呼吸」に意識を向け、観察するMindfulnessで自律神経を整え
免疫力低下の原因であるストレスを無くして、いつまでも心身共に健康な毎日を過ごしましょう!
日常生活の中でも意識してきちんと深く呼吸することが大事です!
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