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【触れるMindfulness】

2020/09/15

触れるMindfulnessと聞いて、皆様はイメージがつくでしょうか?

 

この「触れるMindfulness」は、集中力を高めるためのひとつの方法です。

 

触れるMindfulnessは五感の触覚だけに意識を集中させて行います。

触覚とは、「モノに触れたときに生じる感覚」です。

ここでのモノとは、寒い・熱い・痛い などの皮膚感覚や

疲れや飢え・喉の渇き・幸福感なども含まれます。

触覚の中でも、舌や指の先などは特に感覚を感じやすいと言われています。

 

 

 

 

普段、このような触覚に対し意図的に意識を集中させることはあまり無いかもしれません。

風の温度の違いや草木の香りの違いなど、季節の変わり目を肌で感じたり、

料理の際、初めて触るような感覚で食材に触れてみたり、その時の自身の状態に意識を向けたりと、様々な場面で触覚に意識を向ける時間を設けてみて下さい。

 

 

 

 

改めて意識を向けることにより新たな気付きがあるかもしれません。

 

 

 

 

先程、舌や指の先などは特に感覚を感じやすいとお話しましたが

ここで身1つで出来る、触覚に意識を集中させるMindfulness方法を紹介致します。

 

 

 

 

①あぐらの姿勢をつくる。

背筋を伸ばし、両手の平を上に向け、膝の上に置きます。

 

 

 

 

②人差し指と親指を擦り合わせる。

指先の感覚だけに意識を集中させます。

 

 

 

③指先の感覚以外に意識が逸れたら、また指先の感覚に意識を戻す。

 

何か別なことに意識が向いたり、考えたりしたときは

それに対し善悪の判断などは何も加えず、ただ、意識を指先に戻します。

①・②・③の流れを繰り返し行う。

 

意識が逸れたら判断や批判を加えずに、意識を集中しなおす。

この「判断を加えずに戻す」ということが難しいですが、とても大切です。

 

触れるMindfulnessを実践する第一歩として

是非取り入れてみて下さい。

 

Mindfulnessでは呼吸に意識を集中させるものが代表的ですが、

その種類によって効果の表れ方には個人差があります。

スポーツ選手などの普段から体を動かす事の多い方は、

指先に意識を集中させるMindfulnessの方が

集中力を高めやすいとも言われています。

 

大切なプレゼン前やここぞという時

集中力を必要とする場面でぜひ活用して下さい。

 

 

 

 

また普段通何気なく行う

「歩く」という動作にもMindfulnessを取り入れることができます。

 

それが「Mindfulness Walking」です。

 

皆様は普段歩く際、どんな風に歩いていますか?

音楽を聴きながら、仕事場の同僚と喋りながら、食事の事を考えながら、または何も意識せずに、「歩く」なんて当たり前すぎて、自分が「歩いている」と意識しながら歩いている人はなかなかいないのではないでしょうか?

 

一度、無意識の状態でも行える「歩く」という動作に意識を集中させてみましょう。

 

 

 

 

①歩いている自身に意識を集中させる。
歩くという動作以外の事は、一旦手を止めてみましょう。

②いつもより歩くスピードを緩める。
歩くという動作に意識を集中させやすい状況をつくります。

③ラべリングをする。
右足が動いた・左足が動いた

地面から足が離れた・着いた

などと歩く動作1つ1つに対し、ラべリングを行います。

慣れてきたら更に細かく

右足が着いた・圧力・移動した

左足が着いた・圧力・移動した・・・と

自分の1歩を踏み出す際に行われる動きをラべリングしていきます。

 

 

 

歩くという動作はほとんどの人が日常的に行う動作なので

この「Mindfulness Walking」は日常的に取り入れやすく、

習慣化しやすいMindfulnessといわれています。

 

 

 

 

ここまで触覚に意識を集中させる

2つのMindfulness方法をご紹介しましたが、

これに限らず、身体に触れる全てのもので「触れるMindfulness」を

行うことができます。

自身の生活にも触れる事や触覚に対し意識を集中させるMindfulnessを取り入れ

日々の生活を、よりアクティブにお過ごし下さい。

 

TRIAL LESSON