はじめに
みなさんは、自分はかけがえのない存在で、ありのままの自分が好きだと思える感覚はありますか?
多くの人は
自慢できる学歴を有していることや、
人に羨まれるようなルックスやスタイルであること、
高い能力を持っていること、
こうした価値観から自分の存在価値を判断することがあります。
今の自分に満足し輝く毎日を過ごす為には、今この瞬間の気持ちを受け止めることができる“Mindfulness”こそが、最適の方法なのです。
そこで、今回は自己肯定感とMindfulnessとの関係性をご紹介致します。
自己肯定感とは?
あるがままの自分を肯定し、愛する力です。
決して自分の劣っているところを探し出したり、自身を責める事はせず、本当の自分と向き合うことです。
自己肯定感が高い人ほど自分自身を肯定できるので、自分は他人からも愛される価値があると実感することができます。
日本人は世界と比べると圧倒的に自己肯定感が低いと言われています。
例えば、ある日、未経験の仕事の依頼が来たとします。
自己肯定感が低い人は…
自分が経験した事のない分野であり、自分がやってきたことよりもハードルが高く感じます。
「何で自分なんかに」 「自分にはできない」 「失敗するだろう」等の発想が最初に起こり、おそらく尻込みしてしまうでしょう。
自己肯定感が高い人は…
「自分は成功できる」「たとえ失敗したとしても、それは経験になって自分は成長できる」「どんなに困難でも自分は乗り越えられる」といった信念を持ち、「チャンスが来た」と考えて奮い立つことができます。
このように、自己肯定感の高さであなたの行動や物事の結果までもが変化していきます。
だからこそほんの少しの思考方法が、状況を好転させていくきっかけとなるのです。
「比較」は自己肯定感を損なう?
競争社会の中で勝ち抜いてきた人たちは特に「他人と比較する」傾向が強くあります。
どんな世界にも「自分より優れた人」は必ずいます。人は自分と人を比較し、違いを認識してこそ、自分の存在を確認するのも事実です。
あなたが羨ましいと思う人、あなたが嫉妬に苦しんでいるあの人も、自分より優れた人を見つけ、苦しんでいるのかもしれません。
「比較」に終わりはないのです。
自己肯定感を高めましょう!
ネガティブな感情を無理に否定しない。
不安を感じやすい人、心配しがちな人は、リスク察知能力が高いだけでなく、ネガティブな感情の中に自分にとって必要なものを感じてしまいます。
自己肯定感を育てる事で、「〇〇しなければならない」という価値観や「他人の目が気になる」「必要以上に他者の顔色を伺ってしまう」などの「他者中心」な基準から、自分の感情や気持ちを大切にする「自分中心」「自分の心に寄り添う」基準に変えていくことが出来ます。
ここで、自己肯定感を高める為の方法をご紹介致します。
アファメーション
アファメーションとは、肯定的な自己宣言です。
自分がこうなりたいという理想を「〇〇になる」という形で声に出してみましょう。より具体的なイメージをすることで、実際に行動している時と同じ脳の部分が活発に活動すると言われています。これは、アスリートのイメージトレーニングと同じ効果があります。自分への信頼を取り戻すことで、無意識に物事を前向きに捉えられるようになります。
マインドフルネス
マインドフルネスとは「今この瞬間、あるがままの自分」に意識を向けて、受け入れることです。
例えば、ネガティブな事を考えてしまった時には、ネガティブな事を考えている自分に気付き、『ネガティブな事を考えた』と、口に出してみましょう。
口に出すことで自分自身を客観視し、今の自分の状態に気づく事ができます。
他人と自分を比較するよりも、自分がどうありたいかを冷静に考えられます。
自己肯定感が高ければ、物事をポジティブに捉えて、ポジティブな言動・行動を行ない、ポジティブなスパイラルに乗ります。逆に自己肯定感が低ければ、物事をネガティブに捉えて、ネガティブな言動・行動を行い、ネガティブなスパイラルに陥りやすくなります。マインドフルネスを行うことで、ネガティブな思考から距離を置き、自分や人を愛し、感謝し、許す事ができます。
最後に
自己肯定感を高めることは幸福度UPにもつながります。自分自身をかけがえのない存在であると再認識し、どんな自分も認めてあげましょう。
そうすることで、あなたの人生は大きく変わり、よりアクティブになります。
日常生活にMindfulnessを取り入れ、自己肯定感を高めましょう!
そして、あなただけの素敵な一日にしましょう。
【参考文献】
自己肯定感の高め方 石原夏菜子
マインドフルネスの教科書 藤井英雄
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